【モスクワ=共同】ロシアのラブロフ外相は26日、核兵器を防衛の基盤とする北朝鮮の原則的な立場を理解しているとし「『北朝鮮の非核化』という概念は意味を失い、ロシアにとっては問題が存在しない」と述べた。
ロシア国営メディアの質問への回答としてロシア外務省が発表した。
ラブロフ氏は「米韓同盟は北大西洋条約機構(NATO)と類似の核同盟と公然と呼ばれるようになり、再軍備方針をとる日本も加わり三国同盟になろうとしている」と指摘。
「これは地域の安全保障にとって現実の極めて深刻な脅威だ」と述べ、北朝鮮の核ミサイル防衛に理解を示した。
また「ロシアと北朝鮮の関係を損ねようとする共通の敵に立ち向かっていく」とも述べた。
ロシアは2022年2月のウクライナ侵略以降、侵略を支持する北朝鮮との関係を強めている。
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