27日の東京外国為替市場では日銀が金融緩和を続けるべきだと発言していた高市氏が1位で決選投票に進んだことで投資家のあいだで当面金利が上昇しないとの見方が広がり、一時、1ドル=146円台半ばまで円安ドル高が進みました。
その後、新しい総裁に石破氏が選ばれると円を買い戻す動きが強まり、一時、1ドル=142円台後半まで円高が進みました。
27日のロンドン市場でもこの流れを引き継ぎ、1ドル=143円台で取り引きされています。
アメリカの経済チャンネルCNBCは「石破氏は日銀の着実な利上げ政策を支持し円安への懸念を表明して、超低金利政策を支持する対立候補の高市氏とは一線を画していた」と伝えています。
市場関係者は「石破氏が物価高を問題視する姿勢をたびたび示していたため、市場では日銀が今後の利上げを進めやすくなったという見方から、円を買う動きが進んでいる」と話しています。
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