韓国では、巧妙な偽の画像や動画などを作る「ディープフェイク」の技術を悪用して知人や学校の同級生などの偽の性的な画像を作成し、通信アプリで共有、拡散されていたことが次々と明らかになり、深刻な社会問題となっています。
韓国の国会は26日、こうした偽の画像や動画などの罰則を強化する法案を賛成多数で可決しました。
法案では「ディープフェイク」で作成された偽の画像や動画を所持、保存、それに視聴するなどした場合も処罰の対象となり、3年以下の懲役または3000万ウォン以下、日本円にして320万円余りの罰金を科すとしています。
また、偽の画像や動画を作成するなどした場合については、現行の5年以下の懲役から7年以下に引き上げるとしています。
韓国では、通信アプリでの性被害をめぐり4年前の2020年にも法改正を行いましたが被害に歯止めがかからず、厳罰化を求める声が高まったことで、さらなる対策の強化を迫られた形です。
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