アメリカのトランプ前大統領は、南部ジョージア州で、24日、集会を開きました。
このなかで、トランプ氏は、国内の製造業の活性化策について演説し「メキシコ国境を越えてくるすべての自動車に100%の関税を課す」と述べました。
トランプ氏はこれまで中国メーカーがメキシコで生産した自動車に関しては、100%の関税を課すという考えを明らかにしていました。
また、演説でトランプ氏は「この関税をなくすための唯一の方法は、アメリカ国内にあなたたちが働くことができる工場を作ることだ」と述べ、各メーカーに対してアメリカでの生産を強化するよう訴えました。
メキシコはアメリカと比べて人件費が安く、日本の自動車メーカーも生産拠点を設けていて、こうした政策が実現した場合、影響が出る可能性があります。
集会が行われたジョージア州は、11月の大統領選挙の勝敗の鍵を握る激戦州の1つで、トランプ氏としては、国内の雇用を重視する姿勢を有権者に印象づける狙いもあったものとみられます。
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