ウクライナ軍は8月6日からロシア西部クルスク州への越境攻撃を続けていて、8月下旬の時点で、東京23区の2倍の面積にあたる、およそ1300平方キロメートルの地域と100の集落を掌握したとしています。
これに関連し、ロシア外務省の担当者は23日、ロシアの国営メディアが主催した記者会見で、ウクライナ軍の越境攻撃で少なくとも民間人56人が死亡したほか、266人がけがをしたと主張しました。
さらに、およそ13万1000人が避難したものの、子どもを含む最大で120人がウクライナ軍によってクルスク州のスジャの施設に強制的に収容されていると述べました。
一方、ロイター通信によりますと、ロシア側の主張についてウクライナ外務省の報道官はウクライナは国際人道法を順守しており、民間人を標的にすることはないなどとして反論したということで、双方の主張は大きく食い違っています。
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