中国の人気動画投稿アプリ「快手」を運営する企業は虚偽の有害な情報を流したり、日本と中国の対立をあおったりする違反行為が確認されたとして、90あまりのアカウントに対しアカウントの閉鎖や投稿・コメント機能の禁止などの措置をとったと21日に発表しました。

そのうえで、利用者に対しても、違反行為を見つけた際には報告するよう呼びかけています。

中国では今月18日、南部・深センで、日本人学校に通う10歳の男子児童が刃物を持った男に襲われ、死亡する事件が起き、背景には、SNS上で反日感情をあおる虚偽の情報が出回っていることがあるのではないかとの指摘も出ています。

今回の措置はそうした虚偽情報の拡散を抑えるねらいがあるとみられます。

ことし6月に東部の江蘇省蘇州で日本人学校のスクールバスが襲われ、日本人の親子と中国人女性が巻き込まれた殺傷事件のあとも複数のネット企業が、反日感情をあおる投稿を規制する措置を発表しています。

※センは土へんに川

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。