三菱電機は独シーメンスモビリティから鉄道車両用の空調を受注した(写真はイメージ図)

三菱電機は19日、独シーメンスモビリティから鉄道車両用の空調を受注したと発表した。受注額は非公表。環境負荷を抑えられるノンフロン冷媒を使った空調で、欧州の規制に対応する。2025年度に納入を始め、31年度までの完了を見込む。

三菱電機のイタリアの製造販売子会社の三菱電機クリマット・交通システムが1350台分を受注した。ドイツのミュンヘン近郊を走行する郊外鉄道「Sバーン」向けで、運転台用に180台、客車用に1170台を納める。

欧州では24年にフロンガスを巡る規制が厳格化し、地球温暖化係数の高いフロンガスを使った製品について一部を販売禁止とした。鉄道車両の空調に使用するフロンガスも環境への負荷が大きいとして問題視されている。

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