ガザ地区では14日もイスラエル軍の攻撃が続き、パレスチナの地元メディアは、北部や南部への攻撃で死傷者が出たと伝え、ガザ地区の保健当局は、これまでの死者が4万1182人にのぼったとしています。

こうした中、先月からガザ地区に入り、中部と南部で国境なき医師団の現地責任者として活動する萩原健さんが14日、オンラインでNHKのインタビューに応じました。

萩原さんは、現地の様子について「空爆は引き続き行われていて特に夜間に多いため、なかなか眠れない日が続いている」と説明しました。

また現地では、感染症にかかる子どもや食料不足で栄養失調になる子どもも多く、萩原さんが支援にあたる南部ハンユニスのナセル病院では、およそ70床の小児科病棟に1日140人ほどの入院患者が訪れていると明らかにしました。

そして「ベッド1つを2人や3人で使ったり、マットレスを廊下に置いて治療したりするなど、受け入れ能力を超えている」と話していました。

そのうえで「継続性のある医療を提供するためには、医療施設は安全であるべきだ。即時の停戦しかありえない」と述べ、一刻も早い停戦が必要だと訴えていました。

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