ミャンマーでは、台風11号から変わった熱帯低気圧の影響で大雨が降り、各地で洪水や土砂崩れが相次いで起きました。

地元の独立系メディアは、洪水は首都ネピドーや南東部カレン州のほか、北西部や中部の地域など広い範囲で起きていて、これまでに120人以上が死亡したと伝えています。

現地では、川が氾濫して多くの家が水につかり住民が孤立しているほか、洪水や土砂崩れで橋や道路が寸断されていて、被害の拡大が懸念されています。

一方、ミャンマーで実権を握る軍は、これまでに23万6000人以上が避難を余儀なくされているとして国際社会に対して支援を求めています。

ミャンマーでは3年前のクーデター以降、軍と民主派勢力などとの間で戦闘が続いていて、自然災害による国内避難民の増加で人道状況のさらなる悪化が懸念されています。

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