ウクライナ軍は、8月からロシアの西部クルスク州への越境攻撃を続けていて、8月下旬の時点で東京23区の2倍の面積にあたる、およそ1300平方キロメートルの地域と100の集落を掌握したとしています。

これに対し、ロシア国防省は13日、越境攻撃を続けるウクライナ軍に反撃を行い、今月7日以降、クルスク州であわせて10の集落を掌握したと発表しました。

こうしたなか、ウクライナのゼレンスキー大統領は13日、首都キーウでの会合で越境攻撃について、「われわれが期待した成果をもたらした。ハルキウ州では敵の進軍が止まり、ドネツク州では進軍を遅らせた」と述べ、ウクライナ東部でのロシア軍の進軍を遅らせることができたなどと成果を強調しました。

そのうえで、越境攻撃に対するロシア軍の反撃について、「ロシアは急速に攻撃を展開し、6万人から7万人の兵士を投入しようとしていて、われわれが知るかぎり、すでに4万人近くが投入された。ただ、今のところ、目立った成果は得られていない」と指摘しました。

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