ドイツのピストリウス国防相は13日の記者会見で、インド太平洋地域に派遣している海軍のフリゲート艦など2隻の艦艇が台湾海峡を通過すると明らかにしました。
台湾の国防部も13日「ドイツの艦艇2隻が13日午前中から台湾海峡を北から南に向かって航行している」と発表しました。
ドイツ国防省によりますとドイツ軍の艦艇が台湾海峡を通過するのは2002年以来22年ぶりです。
ドイツは経済面では中国との関係強化を図ってきましたが、台湾をはじめアジアからヨーロッパへの海上交通路の安全を重視するようになっていて、台湾への軍事的な圧力を強める中国をけん制するねらいがあるとみられます。
ピストリウス国防相は「われわれが発するシグナルは国際水域は国際水域だという単純なものだ」と述べ、航行の自由を守る必要性を強調しました。
一方、中国外務省の毛寧報道官は13日の記者会見で「航行の自由を大義名分に中国の主権と安全に言いがかりをつけ損なうことには断固反対する」と述べ、反発しています。
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