米誌フォーブスが注目企業に選んだEVモーターズ・ジャパンのEVバス(23年10月、新潟市で開いた試乗会)

【シンガポール=共同】米経済誌フォーブス・アジア版は11日までに、アジア太平洋地域で投資家の注目を集めた小規模企業やスタートアップ(新興企業)100社をまとめた。日本に拠点を置く企業は過去最多の9社で、選出社数で4位となった。2021年から毎年発表しており今回は4回目。

国・地域別でのトップはインドで、宇宙ビジネスや農業関連など20社が選ばれた。政府主導で投資資金や人材を集める振興策を推進するシンガポールは15社、中国が10社、日本と続いた。日本は昨年は3社だった。

日本の9社は、人工ダイヤを使ったダイヤモンド半導体の研究開発の「大熊ダイヤモンドデバイス」(札幌市)や、内視鏡の画像診断を支援する人工知能(AI)開発を手がける「AIメディカルサービス」(東京)、電気自動車(EV)販売の「EVモーターズ・ジャパン」(北九州市)など。

日本政府は22年にスタートアップの育成5カ年計画を策定し支援している。

選考はアジア太平洋地域に本社や本拠地を置く民間企業で、年間売り上げが5千万ドル(約70億円)以下であることなどが条件。フォーブスが各分野や地域における影響や貢献度を評価した。

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