オーストラリアのアルバニージー首相は10日、子どもたちのSNS使用を禁止する法案を、年内に提出する方針を明らかにした。フェイスブックやインスタグラムなどのサービスが対象となる見通し。禁止対象の年齢は決まっていないが、地元メディアによると14~16歳未満が想定されているという。

 アルバニージー氏は、「我々は、ソーシャルメディアが社会的危害を引き起こし、子どもたちを本物の友達や体験から遠ざけていることを認識している」との声明を発表。「若者の安全と心身の健康が最も重要だ」と訴えた。

 現地公共放送ABCによると、野党側も以前、子どもたちのSNS利用を禁止するよう求めていたという。豪州政府は今回の法案に先立ち、子どもたちのアダルトサイトの利用や、13~16歳の子どものSNS利用を制限する仕組みを試行しているところだ。(ニューデリー=石原孝)

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