日中韓3か国の観光担当の閣僚会合は、コロナ禍を経て5年ぶりの開催となり、日本からは斉藤国土交通大臣が出席して神戸市で始まりました。

11日に開かれる3か国の会合に先立って、10日は韓国の文化体育観光部のユ・インチョン(柳仁村)長官と、中国の文化観光省の張政次官との個別の会談が行われ、このうち韓国との会談で斉藤大臣は「観光交流についてすばらしい対話をしたい」と述べました。

日本政府観光局によりますと、ことし7月の訪日外国人旅行者は推計で329万人余りと月ごとでは過去最多となり、国や地域別の内訳では中国、韓国の順に多くなっていますが、中国からの旅行者はコロナ禍前を下回る状態が続いています。

日本としては、都市部だけでなく地方へも観光客を呼び込み、観光産業の活性化につなげたい考えで、11日の3か国の会合ではこうした内容を盛り込んだ共同声明の採択に向けて意見を交わすことにしています。

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