【ワシントン=共同】イエレン米財務長官は7日、南部テキサス州でのイベントで、中国の何立峰副首相と会談する可能性に言及した。米メディアが報じた。実現すれば、中国の電気自動車（EV）などの過剰生産問題を議論するとみられる。
イエレン氏は何氏の訪米を歓迎する意向を示す一方、自身が訪中する可能性もあると指摘。「私の推測では、いずれにしても（どちらかが）訪問することになるだろう」との見方を示した。
イエレン氏は4月に訪中し、中国によるEVなどの過剰生産問題などを議論した。イベントでは、両国には意見の隔たりがあり、議論する機会がなければ「緊張を高める」と強調した。
来年1月に発足する次期政権でも米中関係が「優先される必要がある」との考えを表明。新政権発足後の自身の去就について「おそらく終わる」として、閣僚から退くとの見通しを示した。
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