ことしで81回目を迎えたベネチア国際映画祭は、最終日の7日夜、受賞作品の発表と授賞式が行われ、最も権威のあるコンペティション部門では、スペインのペドロ・アルモドバル監督の「The Room Next Door」が最優秀賞にあたる金獅子賞に選ばれました。

この作品は、がんに侵され安楽死を望む女性が人生の最期を迎える前に親友の女性との交流を深めていく様子を描いていて、AP通信によりますと、映画祭の会場で作品が上映された際には、およそ20分間のスタンディングオベーションが起きたということです。

また、金獅子賞に次ぐ審査員大賞には、第2次世界大戦末期のイタリアを舞台にした、マウラ・デルペロ監督の「Vermiglio」が選ばれました。

このほか、革新的な作品を集める「オリゾンティ部門」には、去年亡くなった音楽家の坂本龍一さんの息子、空 音央 監督の「HAPPYEND」がノミネートされていましたが、受賞はなりませんでした。

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