ブラジルのリオデジャネイロ近郊出身のセルジオ・メンデスさんは地元で音楽活動を始め、ジョアン・ジルベルトやアントニオ・カルロス・ジョビンらとともにボサノバの代表的なミュージシャンとなりました。

その後アメリカに活動の場を移し1966年に発表した「マシュ・ケ・ナダ」は世界的にヒットして日本でもコマーシャルソングに起用されたほか、各国のアーティストもカバーするなど今も広く聴かれています。

また、1984年のロサンゼルスオリンピックのためにつくられた「オリンピア」は日本ではプロレスのテーマ曲として使われファンに親しまれています。

メンデスさんはグラミー賞を受賞するなど、長年にわたって精力的に活動し、家族の声明によりますと、最後の公演は去年11月でした。

この数か月は新型コロナウイルスのいわゆる「後遺症」の影響に苦しんだとしていて、5日、ロサンゼルスで83歳で亡くなったということです。

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