ロシアのプーチン大統領は5日、極東ウラジオストクで開かれている国際会議「東方経済フォーラム」で演説しました。

この中で、プーチン大統領は、第2次世界大戦で旧ソビエト軍が千島列島や北方領土を占領した軍事作戦などをテーマにした博物館をロシア極東に建設する考えを示した上で、「第2次世界大戦における最後の戦いの1つとなった軍事作戦の記憶を風化させないよう指示した」と述べました。

その上で「この戦いは難攻不落と思われていた敵の要塞を粉砕した兵士たちの勇気の象徴だ」として、展示の一部は旧日本軍と戦った兵士をたたえるものになるという考えを示しました。

旧ソビエト軍は第2次世界大戦で日本が降伏した直後の1945年8月18日に千島列島に侵攻し、特に北部にあるシュムシュ島(占守島)では武装解除を進めていた旧日本軍の守備隊との激しい戦闘で双方に多くの死者が出ました。

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