台湾にあるアメリカの代表機関「アメリカ在台協会」のグリーン代表は4日、着任後初めての記者会見を行いました。

このなかでグリーン代表は「台湾に防衛物資などを提供することは台湾の防衛能力の向上にとって重要だ」と述べ、アメリカが台湾に武器の売却を継続していく考えを示しました。

その上で、武器などの共同生産に関連し「将来的に台湾がパートナーの1つとなる可能性を排除しない」と述べ、アメリカと台湾が将来的に共同生産体制を整えることもありうるという考えを示しました。

グリーン代表のこの発言を受けて、台湾の統一を目指し、アメリカによる台湾への軍事支援を警戒する中国からの反発も予想されます。

また、ことし11月のアメリカ大統領選挙の結果による米中関係への影響についてグリーン代表は「意見の隔たりはあるが、中国との関係を責任ある形で管理してきたことに自信を持っているため、近い時期に米中関係の方向性に変化があるとは思わない」と述べました。

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