地方発展事業協議会を開く北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(8月31日)=朝鮮中央通信・共同

【北京=共同】北朝鮮メディアは2日、金正恩朝鮮労働党総書記が8月31日に党幹部らと地方発展事業協議会を開き、各地方に保健医療施設を増設するよう指示したと伝えた。科学技術の普及拠点、穀物の管理施設も拡充させる。国内20地域に工場を建設する金氏の肝いり事業が計画通り進んでいるため、地方発展に向けた事業を拡大する。

金氏は今年1月の最高人民会議(国会)で首都平壌など都市部と地方の格差が開いていることを問題視。今後10年、毎年20地域に工場を建設する方針を掲げた。今年は8月時点で総工事の8割が終わったとされる。

金氏は8月31日に咸鏡南道咸州郡の工場建設現場を視察し、建設の速度だけでなく質も重視すべきだとの考えを示した。

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