【エルサレム=共同】パレスチナ通信は28日、イスラエル軍がヨルダン川西岸ジェニンやトルカレムなどで大規模な軍事作戦を実行し、少なくとも9人のパレスチナ人が死亡したと報じた。多数の地上部隊が27日夜に市街地や難民キャンプを襲撃し、包囲を続けているという。イスラエル軍は「対テロ」作戦だと主張している。
パレスチナ通信によると、軍の包囲により負傷者の救急活動に影響が出ている。イスラエル軍は26日にもトルカレム近郊の難民キャンプを砲撃し、5人が死亡した。
軍は昨年10月以降、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスとの戦闘を続けるほか、西岸でも攻撃を強めている。イスラエル人入植者とパレスチナ人の衝突も繰り返し発生、パレスチナ自治政府保健省によると、昨年10月以降、西岸では650人以上のパレスチナ人が死亡した。
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