国営の中国中央テレビによりますとアメリカ・ホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官は27日、北京を訪れ、王毅外相と会談しました。

非公開の会談を前に、王外相は「サリバン補佐官と踏み込んだ意思疎通を行い、両国関係の安定的で持続可能な発展を実現することを望む」と述べました。

一方、サリバン補佐官は「双方の間で意見の相違があり、効果的かつ実質的に管理する必要がある点について議論する」と述べ、南シナ海や台湾をめぐる情勢をはじめ、中国企業がロシアに軍事転用可能な物資を輸出している疑いがあることへの対応などについて意見を交わすとみられます。

アメリカのメディアは、今回の訪問でバイデン大統領と習近平国家主席による年内の首脳会談の実現に向けて調整を行う見通しだと伝えていて、3日間にわたる会談で調整が進むかどうか注目されます。

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