複数のフランスメディアによりますと、24日夜「テレグラム」の開発者の1人でCEOのパベル・ドゥーロフ氏が、パリ近郊の空港で警察に拘束されました。
ドゥーロフ氏はロシア出身でフランス国籍を持ち、プライベートジェットで空港に到着した際、拘束されたということです。
警察は詳細を明らかにしていませんが、地元メディアは、捜査関係者の話として、ドゥーロフ氏が「テレグラム」を利用した詐欺や、違法薬物、児童ポルノの取り引きといった犯罪について捜査当局と協力せず放置した疑いが持たれていると伝えています。
「テレグラム」は、ロシアやウクライナなどで広く利用されているSNSで、およそ9億人のユーザーがいるとされ、ウクライナのゼレンスキー大統領やロシアの政府高官も頻繁に投稿しています。
一定の期間が過ぎるとメッセージが消えるなど秘匿性が高く、犯罪の連絡手段に悪用されているとも指摘されています。
フランスにあるロシア大使館は、フランス側にドゥーロフ氏への面会などを求めたもののこれまでのところ反応はないとしています。
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