アフガニスタンの地元メディアなどによりますと、タリバンの暫定政権の法務省は今月21日、日常生活での規則を定めた新たな法律を発表しました。

法律では、公の場で女性は全身や顔を布で覆うことが義務づけられているほか、大きな声で話したり歌ったりすることなどが禁じられています。

こうした規則は「誘惑を招くおそれがあるため」だとしていて、近親者以外の男性を見つめることも禁止しています。

国連アフガニスタン支援団を率いるオトゥンバエワ氏は25日、声明を発表し「アフガニスタンの女性の人権に対する、すでに耐え難い制限をさらに拡大するものだ」として、懸念を表明しました。

そのうえでタリバンの暫定政権に対し、女性の人権状況の改善に向けて働きかけを続ける考えを示しました。

タリバンの暫定政権は、今月、女性の人権状況の改善を強く求めていた国連の特別報告者についてアフガニスタンへの入国を禁止する措置をとっており、国際社会との溝が深まっています。

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