ドイツ西部ゾーリンゲンのイベントで、男は来場者らを無差別に襲ったとみられる=ロイター

【ベルリン=共同】ドイツ西部ゾーリンゲンで開かれたイベントで23日夜、男が来場者らを刃物で襲い、警察によると3人が死亡、8人が負傷した。無差別に襲ったとみられる。男は逃走した。警察は24日、事件に関連しているとみられる1人を拘束したと発表。逃げた男の捜索を続けている。

地元メディアの報道によると、事件は市中心部の広場で市制650周年を祝う「多様性の祭典」と題したイベントが開かれている中で起きた。広場には数千人が集まり、音楽が演奏されるなどしてにぎわい、突然の襲撃で現場はパニック状態になったという。

警察は実行犯は1人だとみており、中心部を封鎖し、特殊部隊を投入するなどして大規模な捜索を実施している。死亡した3人の身元は明らかになっていない。

ゾーリンゲンはノルトライン・ウェストファーレン州にあり、刃物の産地として有名。約20キロ離れた州都デュッセルドルフには日本企業の拠点が多く約7千人の日本人が暮らしている。現地の日本総領事館によると日本人が巻き込まれたとの情報はない。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。