アイスランドの気象当局によりますと、22日、南西部のレイキャネス半島で噴火が発生しました。

現地からの映像では、煙とともに地表にできた亀裂からオレンジ色の溶岩が勢いよく噴き上がる様子が確認できます。

気象当局によりますと、地表の亀裂はおよそ3.9キロに及ぶということで、イギリスの公共放送BBCなど複数のメディアは、噴火は去年12月以降で6回目だと伝えています。

アイスランドの外務省によりますと、影響は噴火が起きた周辺に限られ、付近の住民は避難したということです。

また、噴火による影響で、観光名所の温泉施設「ブルーラグーン」は23日の営業を見合わせることにしています。

アイスランドは世界有数の火山国で、2010年の大規模な噴火では火山灰がヨーロッパ上空の広い範囲に広がり、各地の空港で合わせて10万便以上が欠航しましたが、外務省は国際線と国内線ともに運航に支障はないとしています。

気象当局は、引き続き状況を監視するとともに、注意を呼びかけています。

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