21日、米ノースカロライナ州での選挙集会で、防弾ガラス越しに演説するトランプ前大統領=ロイター

【ワシントン=共同】米大統領選の共和党候補トランプ前大統領は21日、南部ノースカロライナ州で、7月13日の暗殺未遂事件後初となる屋外での選挙集会を開いた。狙撃対策として演壇の周囲を防弾ガラスで覆うなど、厳重な警備が敷かれた。

事件後は屋内施設で集会を開催してきたが、より多くの支持者が参加できる屋外集会の再開を要求。シークレットサービス(大統領警護隊)が防弾ガラスなどを使った警備計画を承認した。

この日の集会では、会場周辺の建物の屋上に狙撃手が配置されたほか、大型トラックなどを使って周辺から演壇への視線を遮った。

トランプ氏は演説で、労働省が3月時点の非農業部門の就業者数を下方修正したことを受け、民主党のバイデン大統領やハリス副大統領が「存在しない就業者をでっち上げていた」と批判した。

バイデン、ハリス両氏がウクライナ侵略や中東情勢の緊迫化を防げず「第3次世界大戦の瀬戸際まで追い込んだ」と主張。「米国民は11月、ハリスに『もうたくさんだ』と突き付けるだろう」と語った。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。