アメリカのブリンケン国務長官は現地時間の24日午後5時前、上海の空港に到着しました。
中国には26日まで滞在し、北京も訪れて、王毅外相などと会談する予定です。
会談では、台湾や南シナ海のほか、ウクライナをめぐる情勢などについて、意見が交わされる見通しです。
このうち、来月、頼清徳氏が総統に就任する台湾については、アメリカ側は中国側に緊張を高めるような行動を控えるよう求めることにしています。
これに対し、中国外務省の高官は、23日国営の新華社通信を通じて「台湾問題は中米関係の越えてはならない第1のレッドラインだ。台湾への武器供与をやめるとともに、中国の内政への干渉をやめ、平和統一を支持するよう求める」とけん制しています。
また、ウクライナ情勢については、アメリカ側は、中国がロシアの防衛産業を支援しているとして懸念を示すことにしています。
中国側は反論する姿勢を見せています。
ブリンケン長官は去年6月に中国を訪れた際、習近平国家主席とも会談していて今回も会談する可能性もあります。
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