【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(8月20日の動き)

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ウクライナ ロシア西部の前進誇示 ロシアも新たな集落掌握を主張

ロシア西部への越境攻撃を続けるウクライナ側は20日、ロシア領内に最大で35キロ前進し、93の集落を掌握したとしているのに対し、ロシア側はウクライナ東部ドネツク州にある集落を新たに掌握したと主張し、双方の攻防が続いています。

ウクライナのメディアは20日、ロシア西部クルスク州への越境攻撃について、ウクライナ軍のシルスキー総司令官が、ロシア領内に28キロから35キロ前進し、1263平方キロメートルの領土と93の集落を掌握したと明らかにしたと伝えました。

これに対し、ロシアのベロウソフ国防相は20日、ロシア西部の州の名前をつけた「ベルゴロド」、「クルスク」、「ブリャンスク」という新たな3つの部隊を創設したと発表し、ウクライナとの国境地域の防衛強化を進める方針を示しました。

また、ロシア国防省は、ウクライナ東部ドネツク州での戦闘について「戦略的に重要な兵たん拠点である集落ノブゴロツコエを解放した」と主張しました。

ノブゴロツコエは、ロシア側の名称で、ウクライナ側はニューヨークと名付けています。

東部ドネツク州の状況について、ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、SNSに投稿した動画で「総司令官から報告を受けた。困難な状況だが兵士たちは占領者を撃退するために全力を尽くしている」と述べるなど、ロシアとウクライナ双方の攻防が続いています。

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