このうち
▽マレーシアのことし4月から6月までのGDPの伸び率は、去年の同じ時期と比べてプラス5.9%となりました。
伸び率は前の3か月より拡大し、アメリカ向けの半導体など電子部品の輸出が好調で製造業が伸びました。
また
▽19日発表のあったタイは、外国人旅行者数の回復でホテルの利用や飲食店での消費が拡大していることからプラス2.3%となりました。
このほか
▽ベトナムがプラス6.9%
▽フィリピンがプラス6.3%、
▽地域最大の経済規模を持つインドネシアはプラス5.0%
それに
▽シンガポールはプラス2.9%と、いずれもプラス成長となりました。
ただ、東南アジア各国の中央銀行は、アメリカでインフレを抑え込むための金融引き締めが長期化する中、通貨安を防ぐために政策金利を高い水準で維持し続けています。
このためタイやインドネシアでは、自動車ローンの金利が高止まりして、新車の販売が大きく落ち込んでいるほか、フィリピンでは、物価上昇の中で個人消費が伸び悩むなど、景気の先行きには懸念も出ています。
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