パレスチナのガザ地区での停戦に向けた交渉は、アメリカなどの呼びかけで15日に再開される見通しで、イスラエルは仲介国カタールの首都ドーハに交渉団を派遣するとしています。
ハマスは直接参加しないとしていますが、ロイター通信によりますとイスラエルから真剣な回答が得られた場合、仲介者と面会する意向を示しているということです。
一方、イスラエル軍は14日もガザ地区の各地で攻撃を続け、南部を視察したハレビ参謀総長は「10か月で大きな成果をあげている」と述べ、ハマスの解体や人質の解放に向けた作戦の継続を強調しました。
BBCなどによりますと、8月13日にはガザ地区中部でアパートが攻撃を受け、3日前に生まれたばかりの男女の双子と母親、それに祖母の合わせて4人が亡くなりました。
父親は当時、双子の出生証明書を受け取るため外出していて、AP通信などの取材に対し「お祝いする時間もありませんでした」と話していました。
ガザ地区の保健当局は14日、過去24時間で36人が死亡し、死者はこれまでに3万9965人に上ると発表していて、犠牲者の増加に歯止めがかかっていません。
停戦交渉の行方は、7月、ハマスの当時の最高幹部が殺害されたことを受けたイランによる報復にも影響を与える可能性があり、その進展が注目されています。
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