元徴用工の訴訟で敗訴した日本企業に代わり賠償金相当額を支給する韓国政府傘下の財団に、韓国の俳優イ・ヨンエさんが1億ウォン(約1100万円)を寄付したことが、財団への取材で分かった。イさんは「強制動員で犠牲になった方々に使ってほしい」と申し出たという。
財団によると、イさんが寄付したのは13日。韓国で日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」の15日を前に寄付したという。
財団の財源は、韓国の企業などからの寄付でまかなわれているが、被告の日本企業に賠償を命じる判決が相次いで確定。韓国政府関係者によると、少なくとも120億ウォン(約13億円)が不足しているという。
イさんは日本でも人気を博したドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」で主演を務めたことで知られる。(ソウル=太田成美)
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