先月、ハマスの当時の最高幹部が訪問先のイランで殺害されたことを受けて、イランはイスラエルによる攻撃だとして報復を宣言し、アメリカは早ければ今週中にもイラン側の報復が行われる可能性があるという認識を示しています。

こうした中、アメリカのバイデン大統領は、13日、記者団の取材に応じました。

この中で、バイデン大統領はアメリカなどが働きかけているガザ地区での停戦に向けた交渉が合意にたっする見通しについて「難しくなってきている。われわれはイランがどう出るか、攻撃があった場合に何が起きるかを見ている。ただ、諦めてはいない」と述べて引き続き、合意を促す考えを示しました。

そして、記者団から、停戦交渉次第で、イランが攻撃を控える可能性があると考えるかと問われたのに対し、「それが私の期待だ」と述べました。

アメリカなどはイスラエルとハマスに対し、15日に停戦交渉を再開するよう呼びかけを続けていて、その行方に関心が集まっています。

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