スイスのアムヘルト大統領は、日本との国交が樹立してことしで160周年となるのにあわせて今月4日から日本を訪れていて、7日、都内で記者会見を開きました。
この中でアムヘルト大統領は、ことし6月にスイスで開いたウクライナの和平案を各国の首脳級が話し合う「平和サミット」について、「建設的な前進を示し、今後の協議への道を開くことができた」と述べ、会議の成果を改めて強調しました。
一方で、この「平和サミット」にロシアが参加しなかったことについて、会議の前、スイスとロシアの外相どうしが対話する機会を設けて参加を呼びかけたものの、実現しなかったことを明らかにしました。
そのうえで、「和平を達成していくには双方の当事者が必ず交渉の場にいなければならない。それに向けてスイスはこれからも努力していく」と述べ、和平の実現のため、ウクライナとロシアの双方が参加する「平和サミット」を開くことに、引き続き力を尽くす考えを示しました。
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