東北大学や国際協力機構(JICA)など4者は5日、新興国の人材育成に関するプログラム「ソーシャル・イノベータ・ハブ(SIH)」を仙台市で始めた。期間は9月20日まで。起業家による講演のほか、「防災・環境」をテーマとしたビジネスアイデアの創出などの体験型講座(ワークショップ)を実施する。

8カ国計21人の大学生や院生、社会人が参加する(5日、仙台市)

日本を含むインドネシアやモンゴル、ナイジェリアなど8カ国計21人の大学生や院生、社会人が参加する。海外の高度人材が仙台や日本へ留学したり、滞在中に創業したりするきっかけをつくるのが狙いだ。東北の祭りや柔道などの日本文化に触れるイベントも予定している。

東北大は世界最高水準の研究大学を目指す「国際卓越研究大学」第1号に内定している。今回の取り組みを通じて日本と新興国の人材や技術、情報をつなぐ機能を磨き、事業を通じて社会課題を解決することにつなげる。

東北大やJICAに加え、仙台市とコンサルティング会社のドリームインキュベータもSIHの運営に携わる。

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