ロシアの刑務所に収容され、大規模な身柄の交換によって釈放されたロシアの野党指導者のイリヤ・ヤシン氏や、野党政治家やジャーナリストとして活動するウラジーミル・カラムルザ氏など3人が2日、ドイツのボンで記者会見を行いました。

この中でヤシン氏は、身柄の交換に同行したロシアの治安機関の担当者が、ことし2月に刑務所で死亡した反体制派の指導者ナワリヌイ氏を引き合いに出し「彼のようにロシアに戻ることもできるが、逮捕されて彼のような最後を迎えるだろう」と述べたと明らかにしました。

その上で、ヤシン氏は「目標はロシアに戻ることだ。私はロシアの市民であり、政治家であり、愛国者だ。自由な祖国ロシアを実現するために人生をささげたい」と述べ、ロシアの体制転換を目指して政治活動を続ける考えを強調しました。

また、カラムルザ氏は「プーチン政権とロシアを混同しないでほしい。政権のプロパガンダは、ロシアの誰もがプーチンの独裁を支持し、ウクライナでの戦争を支持しているようにみせかけようとしているが、これはうそだ」と訴えました。

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