目次

  • イラン最高指導者がイスラエルに報復行う考え示す

  • カタールでハニーヤ最高幹部の葬儀 市民から批難の声

イラン最高指導者がイスラエルに報復行う考え示す

ガザ地区でイスラエルと戦闘を続けるハマスのハニーヤ最高幹部が先月31日、訪問先のイランで殺害されたことを受け、イランの最高指導者ハメネイ師はイスラエルが攻撃したとして報復を行う考えを示しています。

また、ハマスに連帯を示すレバノンのイスラム教シーア派組織、ヒズボラもイスラエルの空爆で幹部が殺害されたことを受けて報復する構えを示していて、2日もイスラエル軍との間で攻撃の応酬が続き、中東で緊張が続いています。

こうした中、ドイツのルフトハンザ航空はイスラエル最大の商業都市、テルアビブに向かう航空便の運航を、今月8日まで見合わせるなどとしていて、イスラエルのメディアは、航空便の欠航を発表した会社は10社にのぼっていると伝えています。

カタールでハニーヤ最高幹部の葬儀 市民から批難の声

ハニーヤ最高幹部のひつぎはこれまで活動の拠点としてきたカタールに運ばれ、2日、首都ドーハのモスクで行われた葬儀にはハマスの幹部や、カタールのタミム首長も参列しました。

モスクの前には金属探知機が設置され、スマートフォンなどの電子機器の持ち込みが禁止されるなど厳重な警戒態勢が敷かれました。

集まった市民からはイスラエルへの報復を求める声があがり、パレスチナ人の男性は「彼は私たちのリーダーだ。かなり激しい報復が行われるだろう」などと話していました。

モスクでの葬儀では、ハニーヤ最高幹部らのひつぎが置かれ、参列した人々は祈りをささげたあと、パレスチナの旗を掲げながら「われわれはイスラエルを認めない」などと声を上げていました。

ロイター通信などによりますと、ハニーヤ最高幹部のひつぎはその後、家族やハマスの関係者などが見守る中、ドーハ市内の墓地に埋葬されたということです。

ガザ地区の保健当局 “3万9480人が死亡” 犠牲者増え続ける

去年10月にガザ地区でイスラエルとハマスの戦闘が始まってから300日以上がたちました。

イスラエル軍による激しい攻撃が続いていて、2日には南部ハンユニスで集合住宅が空爆されて4人が死亡したと地元メディアが伝えています。地元の保健当局はこれまでに3万9480人が死亡したとしていて、犠牲者が増え続けています。

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