北朝鮮北西部の平安北道などで起きた大雨による洪水被害をめぐり、復旧対策などを話し合う朝鮮労働党政治局の緊急拡大会議が29~30日に被災地で開かれた。金正恩(キムジョンウン)総書記は災害対策や初動対応の不備などで被害が拡大し、「容認できない人命被害が発生した」と強調。責任者らを「厳しく処罰する」との方針を示した。
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朝鮮中央通信が31日に伝えた。同通信によると、金氏は会議に先立って幹部らとともにボートで浸水地域を視察した。新義州市周辺では住宅約4100戸をはじめ、農耕地や多くの公共施設、道路、線路などが浸水した。
会議では、金氏がさらなる被害の防止や復旧対策に全力を挙げるように指示した。被災地での4400戸の住宅建設などを盛り込んだ決定書を採択した、としている。(ソウル=稲田清英)
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