マイクロソフトは30日、ことし4月から先月までの3か月間の決算を発表しました。

それによりますと、売り上げは生成AIを活用したクラウド事業が好調だったことから、前の年の同じ時期と比べて15%増加して647億2700万ドル、日本円でおよそ9兆9000億円でした。

最終的な利益も前の年の同じ時期と比べて10%増加して220億3600万ドル、日本円でおよそ3兆3700億円と増収増益となりました。

ただ、金融市場ではクラウド事業の売り上げの伸びが市場の予想を下回ったため、伸びが鈍化したとの受け止めも出ました。

マイクロソフトは投資先のオープンAIが手がける生成AI、ChatGPTの技術を活用し、「Office」などのソフトやアプリで生成AIのサービス「Copilot」を展開しています。

生成AIのサービスをめぐりグーグルやアマゾン、アップルなどとの開発競争が激しくなる中、ことし5月にはオンライン会議ソフト「Teams」で生成AIが会議の進行役を務めるといったサービスの拡充も打ち出していて、生成AIへの投資が業績にどう寄与するかに関心が集まっています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。