インドで開催していた世界遺産委員会に出席し帰国した新潟県の花角英世知事は30日、報道陣の取材に応じ「(世界遺産登録を機に)満足度の高い旅行ができるような観光作りを進めていきたい」と述べた。集客の持続力が課題としてあげられるなか「佐渡は自然や文化、アクティビティーなど魅力は多い。リピートしてもらう潜在力は高い」とした。
花角知事は世界遺産委員会に出席するため25日にインドに出発し、現地で佐渡の世界遺産登録を見届けた。登録については「うれしい気持ちとほっとした気持ち」と振り返り、登録に向け尽力した関係者へ感謝とねぎらいの意を表した。
二次交通や宿泊施設の不足が指摘されるなか「宿泊では多様な個性を持った施設が生まれている。二次交通ではライドシェアなどの制度もうまく活用しながら、引き続き後押ししていきたい」と述べた。観光客の急増で懸念されるオーバーツーリズム(観光公害)については「市や国とも連携しながら、適切に対応していく」とした。
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