五輪開会式でセーヌ川に登場した韓国選手団(26日、パリ)=ロイター

【パリ、ソウル=共同】26日のパリ五輪開会式で韓国が船上パレードで登場した際、現場のアナウンスが英語とフランス語で北朝鮮の正式名称「朝鮮民主主義人民共和国」と誤って紹介した。

韓国の聯合ニュースによると同国政府は遺憾を表明。国際オリンピック委員会(IOC)は27日「大韓民国(韓国の正式名称)選手団の紹介時に起きたミスに対し、深くおわびする」とX(旧ツイッター)で陳謝した。

韓国のオリンピック委員会を兼ねる大韓体育会は27日、選手団名義の抗議文を大会組織委員会とIOCに送った。同体育会によると、IOCのバッハ会長は尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領におわびの意を伝えたい考えを示している。現地を訪れている文化体育観光省の張美蘭第2次官らとバッハ氏の面談も検討中だという。

聯合は、北朝鮮が登場した際は間違いなく紹介されたと伝え「北朝鮮だけ2回入場した荒唐無稽な開会式」と批判した。

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