26日のニューヨーク株式市場ではこの日、発表された、アメリカの6月のPCE=個人消費支出の物価指数の前の年の同じ月と比べた上昇率が2か月連続で前の月を下回ったことを受けて、FRBが9月にも利下げに踏み切るとの観測が強まりました。

このため買い注文が膨らみ、ダウ平均株価は取り引き時間中に800ドルを超える大幅な値上がりとなり、終値は前日に比べて654ドル27セント高い、4万589ドル34セントでした。

ハイテク関連銘柄の多いナスダックの株価指数も前日に比べて1%の上昇でした。

また、ニューヨーク外国為替市場では日米の金利差の縮小が意識されてドルを売って円を買う動きが強まりました。

物価指数の発表前に1ドル=154円台後半だった円相場は一時、1ドル=153円台前半まで1円以上、値上がりしました。

市場関係者は「来週、日本とアメリカでそれぞれ開かれる金融政策を決める会合に関心が集まっている」と話しています。

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