中国外務省が26日発表したところによりますと、王毅外相とロシアのラブロフ外相は25日、ASEAN=東南アジア諸国連合と中国など関係国の間で会議が開かれているラオスの首都ビエンチャンで会談しました。

この中で王外相は「外部からの干渉や抵抗に直面するなか、互いの発展のためのよいパートナーとなることを望む」と述べ、ともに対立するアメリカを念頭に関係強化を改めて呼びかけました。

ロシア外務省によりますと、これに対しラブロフ外相は、両国の協力を評価したうえでウクライナ情勢について、すべての当事者の利益を考慮し、紛争の根本的な原因を取り除こうとする中国の姿勢を歓迎したということです。

王外相は24日、中国を訪れたウクライナのクレバ外相と会談したばかりで、ウクライナ側はみずからが提唱する和平案の実現に向けて中国の役割に期待を示していました。

王外相はラブロフ外相との会談のあと、NHKの記者がクレバ外相との協議の内容についても意見を交わしたのかと質問したのに対して「もちろんだ。ともに関心を寄せるあらゆる問題について意見を交換した」と述べ、仲介役としての影響力をアピールしました。

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