セガサミーホールディングスはオンラインカジノ事業で成長を狙う

セガサミーホールディングス(HD)は26日、オランダのオンラインカジノ関連企業「Stakelogic(ステークロジック)」を買収すると発表した。ステークロジックはオンラインカジノ向けのコンテンツを開発し、欧州や北米の17カ国・地域の事業者向けに供給している。セガサミーHDはオンラインカジノ事業を成長の柱の一つに掲げており、ステークロジックの買収をテコに事業拡大を狙う。

ステークロジックは2013年創業で、23年12月期の連結売上高は2895万ユーロ(約48億円)。セガサミーHDはステークロジックの企業価値を1億3000万ユーロ(約217億円)と見積もり、今後の業績や有利子負債の額などに応じて買収額を調整するとした。行政当局の承認などの条件を満たす必要があり、買収完了は25年4〜6月ごろになる見通し。

セガサミーHDは5月に発表した新たな中期経営計画で、ゲーム、遊技機に続く3本目の柱としてオンラインカジノやスポーツベッティングなどのゲーミング事業を掲げている。23年にはカジノ事業者向けサービスなどを運営する米GANを買収すると発表し、24年内の完了を目指して手続きを進めてきた。ステークロジックの買収で、コンテンツ開発から提供プラットフォームまで、事業者向けサービスをそろえる。

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