24日のニューヨーク株式市場は、23日に発表されたアメリカの電気自動車メーカーのテスラやIT大手のグーグルの親会社の決算の内容を受けて企業業績の先行きに懸念が広がりました。

このため、ハイテク関連銘柄を中心に売り注文が膨らみ、ナスダックの株価指数の終値は前日と比べて3.6%の大幅な下落となり、ことし最大の下落率を記録しました。

中でもテスラの株価の終値は12%の急落となったほか、グーグルの親会社の株価の終値も5%の急落でした。

ダウ平均株価の終値も前日に比べて504ドル22セント安い3万9853ドル87セントとなったほか、主要な500社の株価で算出する「S&P500」の株価指数も2.3%の大幅な下落でした。

市場関係者は「企業業績の先行きに期待が高まっていたことがこれまで株価を押し上げてきたが、テスラやグーグルの親会社の決算発表を受けて期待を超える内容ではないと失望する投資家もいて一気に売り注文が増えた」と話しています。

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