ロシアの首都モスクワにある裁判所は18日、麻薬の取り引きに関与した疑いでロシア当局が身柄を拘束していたアメリカ人のロック・ミュージシャンのトラビス・リーク氏に対し、禁錮13年の判決を言い渡しました。

リーク氏をめぐっては、2023年6月、アメリカのブリンケン国務長官が、ロシア当局に身柄を拘束されたことを確認したとして、詳しい状況を調査していると明らかにしていました。

ロシアのメディアは18日、リーク氏は、2023年1月から6月までの期間に共犯者から麻薬を購入するなどして4回の販売を試みたほか、アパートに麻薬を保管していたと伝えています。

ロシアでは、アメリカ人の拘束が相次いでいて、2022年2月には女子バスケットボールの選手が違法な薬物を所持していたとして身柄を拘束されたほか、2023年3月には有力紙の記者がスパイ活動を行っていたとして逮捕・起訴されました。

ウクライナ情勢をめぐって米ロ関係が悪化する中、今回の判決を受けたアメリカ側の対応が注目されます。

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