18日の外国為替市場では東京市場で、為替をめぐる日米の要人の発言などを背景に一時、1ドル=155円台半ばまで円高が進みましたが、その後は値上がりした円を売る動きが強まりました。

ニューヨーク市場でも、アメリカの長期金利の上昇を受けて日米の金利差が意識されて円を売ってドルを買う動きが出て一時、1ドル=157円台半ばまでじりじりと円安が進みました。

市場関係者は「トランプ前大統領のドル高・円安を懸念する発言などでいったん円高が進んだが、再び円を売る動きが優勢になり不安定な値動きとなっている」と話しています。

一方、ニューヨーク株式市場では投資家の間で当面のリスクを避ける姿勢が強まり、金融やIT関連の銘柄を中心に利益を確定するための売り注文が膨らんで、ダウ平均株価の終値は前日に比べて533ドル6セント安い4万665ドル2セントでした。

ダウ平均株価の値下がりは7営業日ぶりです。

ハイテク関連銘柄の多いナスダックの株価指数も0.7%の下落となりました。

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