【ワシントン=赤木俊介】マヨルカス米国土安全保障長官は15日、トランプ前大統領の銃撃事件を巡る独立調査委員会が「数日内に」設置されると述べた。独立性を保証するため、調査委員は米政府の外部から任命するという考えを示した。
ホワイトハウスの記者会見で明らかにした。マヨルカス氏は「我々は現在、リスクが高まったダイナミックな脅威のもとに置かれている」と説明した。
シークレットサービス(大統領警護隊)のチートル長官も15日、声明で「バイデン大統領が発表した独立調査の重要性を理解しており、全面的に協力する」とした。調査を担当する連邦議会の委員会と協力する姿勢も示した。
マヨルカス氏によると、銃撃事件を踏まえ、バイデン氏はシークレットサービスに対し無所属で出馬するロバート・ケネディ・ジュニア氏の警護を担当するよう指示した。15日に開幕した共和党全国大会でも人員や設備の増強を図り、警備を強化した。
マヨルカス氏は一部の共和党議員が政権やシークレットサービスが銃撃に加担したという陰謀論を広めているということについて「非常識だ。挑発的な偽りを広めるのは非常に危険だ。言動そのものが(より危険な)脅威を作り上げる」と断じた。
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