韓国銀行は10会合連続で政策金利の据え置きを決めた(ソウル市の本店)

【ソウル=甲原潤之介】韓国銀行(中央銀行)は12日の金融通貨委員会で政策金利を年3.50%に据え置くと決めた。2023年2月以降、10会合連続の据え置きとなる。3月の消費者物価指数(CPI)上昇率は3%台と高い水準で推移しており、金融引き締めを維持する。

政策金利を21年8月からの1年半で、段階的に0.50%から3.50%まで上げていた。23年以降、1年以上にわたり3.50%を維持する。インフレを防ぐための金融引き締めを優先している。

3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.1%上昇する。農産物の値上がりが顕著でリンゴは88%上昇した。物価上昇と金融政策は10日に投開票された韓国総選挙でも争点となった。

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