【ニューヨーク=共同】国連総会(193カ国)は11日、ロシアに対して、占拠するウクライナ南部ザポロジエ原発から撤退するよう求める決議案をウクライナや日本、米国など99カ国の賛成で採択した。ロシア、ベラルーシなど9カ国は反対、中国、ブラジルなど60カ国は棄権した。
15カ国で構成する安全保障理事会と異なり、総会の決議に法的拘束力はない。安保理では常任理事国のロシアが拒否権を持っており、ウクライナ侵略を巡る議論は進展していない。
採択後、ロシアのポリャンスキー国連次席大使は報道陣に対して、意味のない「政治的な決議」だと反発した。
【関連記事】
- ・ロシア、4.8兆円増税 侵略長期化で財源確保
- ・「最強同盟」NATOを揺さぶるトランプリスク
- ・NATO、アジア関与拡大 中国を批判「ロシアの支援者」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。